勝ったというより、勝たせてもらった試合。
スワローズのまずい守備、四球連発の熊原、宋などレベルの低い内容でした。
投手もローテーションの谷間なのか、球速のない投手の投げ合いで迫力に欠けました。
熊原投手は話題の投手でしたので、大学時代から見ていましたが、大学時代は制球はいま一つながらストレートは 150km/hはでていました。
それが制球難からからか球速を抑えているのか、140km/h 前半程度しかでていませんでした。それでもこんなように制球を乱してしまう状況では一軍でやっていくのは困難かもしれません。
今日の勝因はもちろん、昨日から満塁でことごとく凡退していたウィーラーのタイムリーと島内のタイムリーではないかと思いますが、試合を左右したポイントは辰己のファインプレーと、太田のバント処理を失敗したスワローズの守備でしょうね。
5回の辰巳のファインプレーがなければ3塁打になっていたでしょうから、失点は避けられず、同店となりその後の展開は大きく変わっていたでしょう。
太田のバントはワンアウト1塁であったので、現代の野球戦略上はバントは確率が極めて悪く、いくら貧打とはいえヒッティングの方が有効なのは常識です。
高校野球以下の戦略なのでみていてがっかりしましたが、こんなことが起こると、2匹目のどじょうねらいで、またやるようになるでしょうね。
確率を無視した結果オーライの戦略も人間的で面白くはあるのですが、プロの戦法としてはいかがなものでしょうか。
(でも、今回はそれで勝ったのは事実です)
スワローズの自滅で楽勝であったはずが、その後の宋の乱調で、結局松井が投げざるをえなくなりました。
宋とハーマンの入れ替えを考慮すべきでないでしょうか。
要するに疲労を考慮し、宋、ハーマン、ブセニッツをある程度調子のいい状態で早めに休養のため入れ替えて起用してほしいと願います。
それにしても今日の勝利で明日は余裕をもって戦えるでしょう。
ただし、そのあとカープ3連戦が待っているのでまだまだ、中継ぎ、抑えの酷使が続きそうです。