昨日念願のリーグ優勝を決めたわけではあるが、われら犬鷲倶楽部のメンバーでも CS 進出を予想(予定)した者はいたと思うが、まさかこのような傍からみればかなり余裕の状態で優勝するなどと予想したものはいない(はずである)。
そこで誰が優勝に貢献したかを独断で振り返ってみることとした。
18 田中将大 なんと言っても最大の功労者。これを文句言う者はいないはず。ここまで22勝0敗。一人で貯金22。来年の去就が注目されているが、ちょっと考えてもこの貯金22をカバーできる投手が現れるとは到底思えない。
14 則本昂大 新人でありながら14勝。田中がいなければ最多勝争いも夢ではない成績。あっぱれといいたい。そして新人王は確実でしょう。
17 D.ラズナー 2,3度救援の大失敗はあったものの、炎上著しい楽天の中継ぎ、抑え陣のなかで最も安定した制球力、成績であったと思う。ラズナーも故障により来年が不透明であり、一刻も早く安定した抑え陣が必要。(ラズナーの帰国後のファンへのメッセージが球場に映されたときは感動しました)
37 嶋 基宏 松井稼頭央と並ぶゴールデンイーグルスの精神的支柱。開幕当初の打点は光るものがあり、多少偏ってはいるが安定したリードは誰にも代えがたい。震災後の「東北の底力、野球の底力・・・」メッセージが偽りでないと証明するためにも FA後もチームに残ってもらわないと絶対に困る選手。
33 銀次 32 枡田慎太郎 27 岡島豪郎 この3人は本当によく打った。3人ともゴールデンイーグルスでなければ一軍登録されたかどうかも分からないが、安定した成績でした。この3人が打ち続けたことで打順が固定され、攻撃力に安定感がでたのは確実。ことに銀次のバットコントロールは天才であると思う。3人に共通しているのは左打者でありながら左投手を苦にしないことと厳しいインコース低めのストレートを普通にヒットにしてしまうところ。
6 藤田一也 7 松井稼頭央 この2人の2遊間は12球団一。2人の好プレーでいくつ勝ちゲームを拾ったか分からない。このコンビなしには田中投手の連勝記録もありえなかった。ことに藤田の守備は The professional であり、(彼はかなり打ってはいるが) たとえ2割2,3分程度の打率であっても絶対にレギュラーに置くべき選手。ハードなポジションであるため十分けがに注意してほしい。
3 ケーシー・マギー 2 アンドリュー・ジョーンズ 昨年までの助っ人と大違いの頼りなる存在。この二人の打点だけで勝った試合も何試合かある。一人一人の成績は他チームの助っ人に比べて勝っているわけではないが、いいところで長打、決定打を打ってくれるおかげで、相手チームのバッテリーが成績以上に警戒する。それによって前後を打つバッターが有利になったことも確実。バレンティンのような怪物助っ人ではないが、60ホーマー一人よりも、30ホーマーを打つ打者が2人連続した方が、相手バッテリーへ与えるプレッシャーは大きいに相違ないとも思う。是非来年も戻ってきて活躍を期待する。
23 聖 澤諒 35 島内宏明 イーグルスの安定した外野守備を担うと同時に期待以上のつなぎの役割を果たしてくれた。島内は怪我をしてしまったが、抜けてはじめてイーグルスに欠かせない外野手になっていたことに気付かされた。2人とも成功率は高くなくてもよいから相手チームの脅威となるようもっとガンガン走ってほしいと願う。
こう挙げてくると今年はこの選手がいなくてもよかったというような選手はあまりいないことがお分かりでしょうか。実はここには青山も斎藤隆も入れていなくてこの人数です。優勝して当然だったかもしれません。さらに忘れてはいけない方々。
77 星野仙一 ミスをおかしたり、敗因となった選手も必ず数試合は辛抱強く使い続けた、人情味のある温情采配。ファンとしては使ってほしくない状況でも我慢(期待)して選手を使い続けていた。これがペナントレースの戦い方であり、選手のやる気を最大限引き出す元になったものと思う。好き嫌いは別としてアッパレな監督でしょう。
*三木谷浩史 東北楽天ゴールデンイーグルス会長兼球団オーナー (ファンの間では人気があるとはいえないが)オリックス、近鉄の合併後にチームに必要とされなかった選手のみを集めて結成されたゴールデンイーグルスをたった9年でリーグチャンピオンに導いた。これはオーナーの手腕によるところが小さくないと言わざるをえない。一方、その間、選手を選りすぐったオリックスバッファローズは一度も優勝していないのである。
オーナーにお願いしたいのはもっと球場に足を運んでほしいということである。
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