今日は楽天イーグルスの試合が中止であったので、この記事について考えてみた。
高校野球100年の提言 玉木正之さん=スポーツ評論家 より
これまでいろいろなスポーツ評論家という方々を TV で観てきたが玉木正之氏はかなり公平で、理論的にも納得できるコメントをしていて多少好感を持っていた。
しかしこの2つの新聞評論は軽薄で思慮のない内容と言わざるをえない。
まず『第97回全国選手権を前に 投手の球数制限必要』
野球に素人でスポーツ医学にも詳しいと言い難いあんたに言われたくないねと言いたい。
① 高野連には種々の問題点があり、改善した方がよいことがあるのは間違いがない。特に甲子園大会を中心として、高野連、新聞社に多額の資金が入っているので好き放題ではないのか。→こういう根本的な高校野球特有の問題に目を向けるべき
② 日本は自由主義国家であり、いやなら高校の部活なんかやめても構わない。→もともと球児は強制されてやっているわけではない。うまくなりたいとか、甲子園に行きたい、プロ選手になりたいなどの夢があるなら、つらいことも我慢しなくてはならないこともあるのは当然であり、これは一般社会人も同様
③ 100球制限の有効性は医学的根拠に乏しい→MLB は球数制限に厳しく100球も目安であるが、日本から MLBに移籍したトッププロがことごとく故障する(手術するためにメジャーにいっているのではないかと思われるほど)
④ サインを出すのも高校生に任せてみてはどうか。ちょっと乱暴な意見だが。→無知過ぎてお話にならない。→2007年春の選抜大会準々決勝の敗退を機に、広陵高校中井哲之監督(52)は「ノーサイン野球」に取り組んだ。あんたに言われなくとも強豪でもやっているよ。大きなお世話。もっと勉強すべき。
⑤ そもそもスポーツには怪我がつきものであり、レベルが上がれば上がるほど健康には良くないのは常識→健康を気にするなら競技スポーツなんかは、はなからやらない方が良い。
⑥ 玉木氏の考える高校野球として教育的で安全でしかも選手たちがやりがいのある理想的な内容を示すべき→100球制限なんてせずに5回までで終了、監督無しで選手の自主性にまかせる なんて感じでしょうか。いっそ野球は大学までは禁止ししてはどうでしょうね。
さて本日の記事から
『高校野球 消えぬ「軍事色」』
http://koshien.mainichi.jp/news/20150627ddm035070051000c.html
高校野球の行進が軍隊踏襲だからダメだと
① 行進に絶対の規則なんかない。何をしたっていいのである。そのなかで現在の自衛隊方式を採用したのかもしれないが、これがそんなに大きな問題だろうか→玉木氏は自衛隊を侮辱しているのであろうか。少なくとも何人もの高校球児を見てきて来て言えるのは、これをもって軍国主義だとか、国のために戦うぞなんてことを考えている選手は一人もいませんよ。
② この記事は書く内容が無くなったため評論のための記事としか思えず、高校野球の意義とは全く関係なし→政治評論家や経済評論家などと違い、どんないいかげんなことを書いても誰からも強く非難されないので思いつきで、一見もっともらしいことを書いているとしか思えない。お気楽な職業であること丸だし。
③ この記事をみる限り、一般日本人の感覚とかなりずれていると言わざるを得ない。→高校野球に軍国主義を持ち込むなという以前に、高校野球をみるときそんなこと考える方がおかしいといいたい。あんた本当にまっとうな日本人ですか。
④ 高校野球の行進なんかを問題にするならプロ野球の試合(少なくとも楽天イーグルスのホームゲームでは毎回)で行われる、試合前の国歌斉唱はプロ野球の試合と何の関係があるのですか。こういうところを論じたらどうでしょう。→理由は知りませんが毎回起立して聞いていますよ、私は。日本国民ですからね。アメリカの公立学校では学校で毎日国歌が流され、そのとき生徒はみんな立ち止まって敬意を表するようです。これも軍国主義でしょうか。私はまともな愛国心だと思いますけどね。
⑤ 行進についても文句いうなら理想的な方法示すべき→ガムでもくちゃくちゃ噛みながら、茶髪やアフロヘアーで行進しても法律違反ではないですよね。どんなやりかたでも必ず難癖をつける人はいるのは確実ですね。
今日は時間があったので思いきり書かせていただきました。玉木氏が反論するなら望むところですね。野球への思い入れで負けるわけありませんから。
そもそもこの2つの評論(というにはあまりに根拠にとぼしい)には、他人には理解できないくらいひたむきで、一生懸命に野球に取り組む高校球児の意見は全く反映されていません。彼らに言わせればどうでもいいような内容でしょうね。
犬鷲倶楽部のみなさん、たまには難しい問題も考えてみましょう。
今日中止でお祓いができなくなった腹いせにね(笑)