小笠原FA宣言 巨人へFA移籍の15人中12人が巨人で現役終えず
NEWS ポストセブン 11月23日(土)7時6分配信
巨人・小笠原道大(40)がFA(フリーエージェント)宣言をした。2010年の統一球導入から打棒が奮わなくなり、今年はわずか22試合出場で打率2割5分、1本塁打、8打点と成績を残せず。日本シリーズに出場できる40人枠から外されたことは、実質的な戦力外通告に等しかった。(中略)
巨人は、1993年オフの落合博満を皮切りに、一昨年オフまでに15人のFA選手を獲得してきた。FAで巨人入りすれば、高年俸と引退後の生活が保証されそうなものだが、どうもそう簡単にはいかないようだ。
実は、過去の15人のうち、そのまま巨人で引退した選手は川口和久(広島→巨人)だけ。これまで、現役の村田修一、杉内俊哉を除く12人が自由契約やFAの人的補償で巨人を去っている。小笠原のように巨人へFA移籍した選手がFAで他球団移籍するのは、初のケースだ。自由契約組は8人。
巨人初のFA獲得選手である落合博満は、3割を打った1996年オフに日本ハムに移籍。その落合を追い出した形となった清原和博(西武→巨人)は2005年オフに自由契約となり、オリックスに移籍した。広沢克己(ヤクルト→巨人)は阪神、河野博文(日本ハム→巨人)はロッテ、豊田清(西武→巨人)は広島で現役を終えている。
野口茂樹や前田幸長(ともに、中日→巨人)、門倉健(横浜→巨人)は、日本のプロ球界では巨人が最後の所属球団だが、その後アメリカに渡り、メジャーに挑戦している。彼らはいずれも、最終的には巨人から戦力外通告を受けている。
巡り巡って、みずからがFA人的補償の対象になるのも、巨人にFA移籍してきた選手の宿命か。江藤智(広島→巨人)は西武、工藤公康(ダイエー→巨人)は横浜、藤井秀悟(日本ハム→巨人)も横浜へ去って行った。
なお、引退後、巨人のコーチに就任したのは、川口和久、江藤智、豊田清の3人しかいない。現在、現役で巨人に残る2人のFA移籍選手、村田修一と杉内俊哉はどうなるか。
それはさておき
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日刊スポーツ 11月28日(木)19時4分配信